こんにちは! 先日デンマークの方からとても興味深いお話しを伺ったのでそのことについて書かせて頂きたいと思います。 その方が旅行で日本にいらっしゃった時のことなのですが、一日観光を楽しんで、夜はゆっくりくつろぎながら お夕飯を楽しみたいと思われたそうです。 そこで楽しみにしていたお鍋料理のお店に入ったところ、お店の方が英語をお話しになる方で、 「どのお席にしますか?」 と、聞いてくださったそうです。 なので、ゆっくりくつろぎながら食事をできるように、 「Cozyな席がいいです」 と答えられたそうです。 Cozy (コージー、発音はこーずぃーを早口で言うとより近いと思います) は、上の写真にあるような、くつろげて、居心地よく、リラックスできる状態であることをイメージする単語です。 (イギリス英語ではCosyと綴られます) お店の方は笑顔で「わかりました」と言って、完全個室の席に案内してくださったそうです。 日本の感覚で、くつろげる席から連想すると個室で特に違和感がないように思えましたが、デンマークの方は、Cozyから、「周りに人がいて和気あいあいとしている雰囲気を楽しめる席」(下の写真のような)、 をイメージされていたため、 「アレ?」 と思われたそうです。 この話を聞いていた周りのデンマークの方々も、「わかる、わかる」と頷いていらっしゃいました。心地よさは人それぞれなものなので、一概には言えないと思いますが、文化の違いによる感覚の違いがとてもよくわかるお話だなと思いました。
確かに、Cozyは居心地がいい、といったこと以外にも、親しい雰囲気、いったニュアンスもある単語です。 例えば、大勢で集まっている席で、みんながリラックスして会話を楽しんでいて、和やかな雰囲気が漂っている状態も、Cozyだと言えます。 感覚的なところが強い単語なので、日本語に翻訳する時はCozyといえばコレ、という翻訳ではなく、文脈によって色んな言葉へと変化する単語だと思います。 この様に心地よさであったり、感覚的な単語に関しては、人それぞれ、文化それぞれなので、自分の中にある イメージに捕らわれずに、きちんとどういう意味か聞いてみることが大事だなと改めて感じるお話しでした。 特にデンマークは、世界で一番幸福度の高い国とも言われていて、他の言語には上手く翻訳できない、 Hygge(ヒュガ、hoo-gah) 正しい発音はこちらの動画で見れます。コペンハーゲンの素敵な景色も一緒に☆ という習慣があるため、心地よくいることをとても大事に考えているそうです。 Hyggeを調べてみると、日常の中に満足感であったり、幸せを感じる状態を作り出して、それを楽しむこと、 とあります。 デンマークではみなさん日常的にHyggeをしていて、友達と会う時にも、「今日Hyggeしよう」と約束をしたりするそうです。日に何回くらいこの単語を使うか聞いてみたら、4~5回は使うかな?と言っていました。 例えば家族で食事をすること、一人でぬくぬくしながら本を読むこと、お菓子を囲んでみんなでおしゃべりすることなどが例として挙げられるそうです。Hyggeするためには、キャンドルを焚いたり、美味しいものを用意したりと、雰囲気作りもするそうです。こういう心地いい感覚はみんな感じたことがあると思うのですが、その感覚に外国では名前がついていたということがとても楽しい発見でした☆ お読み頂きありがとうございます。 どうぞHyggeな一日をお過ごしください★
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